賛否から世界の今を見るブログ

賛成か反対か、見方が変われば目から鱗。時代の流れをちょっと覗いて見ましょうか。

【COP26】脱炭素政策は日本の脆弱化を招いくのか? リアルロボットを目指せ?!

 1年遅れで、英国・グラスゴーで開催された「COP26」。世界の約3割のCO2を排出しているお隣の国「中国」は欠席をしたようだ。一方、我が国は出席はもちろんのこと、さらに「アジア」などの脱炭素を巡る技術革新に新たに5年間で最大1000億ドル(およそ1兆1400億円)を追加支援すると表明しました。おいおい…

対象記事:化石燃料由来のCO2排出量

www.jiji.com

対象記事:COP26、中国とロシアは欠席

www.bbc.com

記事背景

なぜ「脱炭素」なの?

参考記事:世界は脱炭素社会へ

アスエネ

 昨年の10月、日本政府は2050年までにカーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)を目指すと宣言した。「このままでは住み続けられる地球を持続できないから」なのだと…

 CO2の排出は主に化石燃料由来。これを再生可能(CO2を排出しない)エネルギーに置き換えていくには、当然ながらお金はかかってきます。国土の広い中国やアメリカ、EUなどは今でもジャンジャンCO2を排出しているように見えます。それでもお咎めなしなのは、なぜなのでしょうか。

2030年までにCO2排出量半減を目指す日本

参考記事:首相、温室効果ガス削減なぜ46%?

温室効果ガス削減なぜ46%?首相、急いで「密室」判断:朝日新聞デジタル

 46%は小泉環境さんがおぼろげに言ったことだ、は横に置いといて。。CO2排出量3.2%しかない日本。これを半分の1.5%にするのと、30%近く排出している中国が2%削減するのとは、かなり違ってきます。それこそ、とある森林に行って、マンモスを見つけてくるのと、猿を見つけてくるぐらいに違うかと。

 どうして世界は、化石燃料ではないエネルギー源を模索しているでしょうか? 日本をはじめ、化石燃料をほとんど産出できない国を制御する方法とはなんだろうか。そこで外国各国は考えた、その「燃料となるものを抑えれば我々は勝てる」のだと。

 しかし、日本の政府はどうもそうとは考えていないようだ。日本という国は頭がいい、特異点があればそれを見つけ出し、活力にしていくことができるのが、我が国の強みなのだ。私(政治家)にはできないが、あなた(製造者)ならきっとできるはずだと。だから「まだ我々は勝てる」のだと。

トヨタを苦しめる「脱炭素」、電気自動車(EV)推進は国内生産崩壊を招く

参考記事:トヨタを襲う「脱炭素の六重苦」

トヨタを襲う「脱炭素の六重苦」、エネルギーと技術の覇権争い | 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ | ダイヤモンド・オンライン

 だからトヨタは、日本でこのままEV化はとても進められないと踏んで、CO2排出国一位のお隣、中国に進出をしはじめたのではないか。少し前に、日本製鉄がトヨタを提訴したニュースがありましたが、中国を優先したトヨタを許せなかったと、記事にはそう書かれていたな。なるほど、そうなのかもしれないな。

 私は、炭素税なるものが設立される前に、このもやもやした気持ちを整理したいなと思いまして。 さて、脱炭素政策、世の中の皆さんはどう思われたのでしょうか。皆さんのご意見を伺ってみましょうか。

【賛成派のご意見 YES、無謀な経済目標だよ 約40%

脱炭素を目指すのは悪いことなのだ

「私にはできる、でもあなたにはできない、だからそうした、ただそれだけだよ。外国は外国、日本は日本なのです。この期に及んで太陽光など推し進める政治家は、ご自分の国は、日本ではないと思っているのではないのかね。まったくいい加減に目を覚まして欲しいね」

外国の言いなりになるな

トヨタ式ハイブリッド技術はかなり難しい、だから世界はEV化に鞍替えした。単純な技術だもんな、CO2は出さない、石油は使わない。うそこけって! セメントを作るのにCO2を出していますと計算するのは、日本ぐらいだよ」

脱炭素? いやいや脱原発が癌だよ

「発電時にCO2を排出しない原発に頼れないことがネックだよ。製造に必要な鋼や鉄、半導体などがなければ、車なんて作れませんって。国内に無いのなら、企業は存続のためには海外から輸入するしかありません。日本政府は脱炭素という名の下に『海外頼り』を推し進めたいのでしょうね。悲しいことですが」

それからこんな意見がありました

アジアの結束を阻む工作だ

「気候温暖化の防止? いや違うね。欧米人はアジアの人には豊かな生活をさせてはならないのが狙いだと思うね。中国人と日本人の違いもわかんない人たちだよ?! 中国に擦り寄る今の日本の政策を見ていたら、そりゃー結束されたら困りますって思うわな」

反対派のご意見 NO、慢心だよ 約60%

がんばるしかない

トヨタの社長さんは、工場や下請けの為に必死に国内や世界に向けて反EV活動をしていたようですが、日本だけがガソリン車にこだわっても世界は動いていきます。最後には自動車だけではなく、日本そのものが置いていかれるのを避けためにがんばるしかしないと思います」

急ぐしかない

「西欧のカーボンニュートラルは日本車締め出しの口実でしょうが、それでも反対した所で何の果実も手にすることは出来ないかと思います。産業構造の見直しをせざるを得ない事に成るかもしれませんが、将来の為早くに着手した方が良いかと思います」

変化に対応できる柔軟性を

「日本経済の稼ぎ頭の一角が無くなる時なのかもしれませんね。数年で立ち直れるか、それともこのまま没落していくのか。国民は、重大な局面に立ち会うことになると思います。いかに変化に対応するか、その柔軟性が問われているかと思います」

それからこんな意見がありました

日本はなんで「攻め」に転じないの?

「日本はなんでいつも『節約』だの『もったいない』だのを持ち出してくるの? 中国ではトマトを10個買ったら5個は他人に分ける、見返りに5個のカボチャをもらうために。だから安さを求めるのだ。日本の力ってなに? なんでそれを考えないの? 自分さえ良ければいい、同じ考えだとしてもやり方が違うってこと、もう少し勉強したらいかがでしょうか」

調査結果・感想

群れた羊 VS 一匹狼

「脱炭素政策は、日本のさらなる脆弱化を招いてしまうのか?」について調べました。結果、反対派(NO、慢心だよ)が約6割に登りました。日本の美意識とは「一匹オオカミ」なのでしょうかね、そんな感想を抱きました。

 反対派の多くは「自分(日本)の至らなさ」を強調されていたようでした。まあ確かにそうなのかもしれませんが、賛成派のご意見を伺ってみると、そこまで自虐的にならなくとも、と思ってしまいました。

 賛成派のご意見については、一言で言えば「外国勢の日本に対する攻略だ」とも読み取れなくはない。では、この日本はいったいどうすればいいのか? それに対するご意見はちょっと少なかったのが残念かなと。

私は、9:1で賛成派(YES、無謀な経済目標だよ)ですかね

 私の個人的な意見ではありますが、脱炭素政策は「日本を脆弱させてしまいます」ですかね。とにかく「中国がやらないのなら、日本もやりません!」 それぐらい日本の政府には言って欲しいものですね。

 ただね、ちょっと話が変わるかもしれませんが、今回の調査を行なって、日本が中国に擦り寄る気持ちがなんとなくだが、分かったようが気がしました。

 武力や経済力の差はあれど、一旦フラットに、とにかく現実を見ましょう。ヨーロッパ(EU)は世界の規約を、アメリカは世界のインフラを、中国は人海戦術で世界の部品をものにした。おまけとしてロシアは天然資源を。

 さて、日本はというと「製造力」だったかと思います。しかし、それはもう今は昔、スパイ天国の日本は今や食い荒らされた果実なのだろう。では、日本はどうすれば「新しい果実」を実らせることができるのでしょうか。

 私は、そうやって考えていくと「リアルなロボット」という単語が浮かんできますが、まさに世界はそれを拒んでいる、のだと思えてしょうがない。

 チョビットのお金は必要ですが、思想も肌の色も関係ない。精神が落ち着く世界は、脳筋からすればまさに魔法なのだろう。仕組みがわからない以上防ぎようが無い、だから、未だに日本が怖いんだと思ってしまいます、そう魔女狩りがあったように。

 なんとなくそう思いませんか? なんとなくですが、日本って「脳筋キャラ」よりも「魔法キャラ」の方が似合うとは思いませんか? あ、まったく、ふざけていませんよ、これでも真剣に日本の未来が心配なのであります。本当に。

 自分にできないから「怖い」と思ったことありませんか? でもね、日本は、日本人は、その「怖さ」を人に向けたりはしませんよ、きっと。そういう自己主張ができない人の方がかわいいと思う人種なのよ、と思いたいな。

あなたはどう思いましたか?

参考記事:レジ袋の有料化

sakuraikodama.hatenablog.com