賛否から世界の今を見るブログ

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【台湾統一、必ず実現できる!】辛亥革命110年で中国が演説。台湾侵攻、本当に起こると思いますか?

 9日、北京で開らかれた辛亥革命110年記念大会で、習近平氏は「祖国の完全統一、必ず実現できる」と述べた。節目2025年前後には関連国の首脳が入れ替わる時期でもあり、香港に続き、本当に台湾統一が起こってしまうだろうか、気になるところ。関連ニュースを3つ。

 

9日に演説、習近平氏、台湾統一「必ず実現できる」

www.sankei.com

25年にも台湾海峡封鎖の能力完備、台湾が見解

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9日に終了、日米英蘭加新6カ国共同訓練、異例の空母3隻展開

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 折しも9日、習近平氏「台湾統一『必ず実現できる』」の発言と、日米英蘭加新6カ国共同訓練が終了した日が重なった形。どちらも計画された行事と思われるがなんとも気になるタイミング。

 中国と言えば、来年2022年2月に北京で冬季オリンピックが開かれる予定。ただ、チベット新疆ウイグル自治区などの人権侵害問題があり、人権団体が集まりボイコットを呼びかけている。(この記事

 とすると、来年の北京オリンピック終了までは、台湾侵攻はおそらく行われない可能性が大でしょう。習近平氏の任期は無制限でしょうから、腰を据えて虎視眈々とそのタイミングを狙っているのかもしれない。

 アメリカは、バイデン政権が誕生して1年弱。大統領の任期は4年だから2025年で一区切り。バイデン政権は親中とも言われており、中国との距離をどう取るのか気になるところ。今回の共同訓練にしても、アフガニスタン絡みで参加しただけとの噂もある。

 台湾は、蔡英文氏は二期目で任期は2024年5月までとなっている。記事にもある通り、台湾の国防部は早ければ2025年には、中国は台湾侵攻能力を持つと分析している。辛亥革命で誕生した台湾(中華民国)が、習近平氏の発言をどのように受け止めるのか、気になるところだ。

辛亥革命とは
辛亥革命 - Wikipedia

 一方、日本といえば、来月11月には衆院選が控えていて、新総理の任期は3年だから2024年の11月まで。その翌年には、後期高齢者が約800万人と迫る2025問題を迎えるという。(この記事

 近年、中国の方がたくさん日本にやってきては、医療費のタダ乗りが行われている事件背景もあり、日本がゴタゴタしている間に、中国は台湾(尖閣も?)をとってしまおうという魂胆なのかもしれない。

 台湾問題は、遺憾砲しか発射しないのが今の日本だと、アジアから手を引きたいアメリカはきっと乗り気じゃないのだろう。節目2025年前後には、香港に続き、本当に台湾侵攻は起こってしまうのだろうか。それとも、そんなのは起こるはずがないのか。世の皆さんはどう受け止めておられるのか、ご意見を伺ってみたいと思いました。

【そう思う いずれ起こることでしょう 約80%

振り上げた拳はいずれ下ろされる

 あのように世界に向けて「実現できる!」と発信したからには、何かしらの行動をとることとなるでしょう。習近平氏は若いころ、台湾を中国共産党配下に取り込むために、いろいろと画策して、のし上がってきた人物だと言うから、ある意味、習氏の政治生命にも関わる話。だから、強硬な手段に出る可能性は大きいと思います。

台湾がこの牽制を蹴ったら、やばいかも

 本来、辛亥革命で誕生した中華民国(のちの台湾)と、中国共産党はなんの関係もないはず(むしろ敗れた側)ですが、当の習近平のいる中国共産党は「孫文辛亥革命のリーダー)の最も忠実な継承者だ」などと言っているから、何が何でも台湾は中国とみなしたいのでしょうな。

 台湾がTPP加入を表明したのは、台湾は中国に依存したくないという意思表示だと思います。今回の習近平氏の発言はこれが背景にあるのかもしれない。中国のこの動きは、ある意味台湾に対する「宣戦布告」となるんじゃないかな。中国がTPPに入れないのだとしたら、この先、やばいことが起きるかもしれないな。

中国と台湾、TPPへの加盟を申請
中国と台湾は加盟できる? 知っておきたいTPP: 日本経済新聞

北京冬季五輪の後が危ない

 香港での民主化運動の行く末を見ましたか?あれだけ騒がれていても、結局外国勢は非難声明を出す以外なにもしなかった。人権問題であるウイグル弾圧の非難決議にしたって、日本は表明すらしなかった。ウクライナで見本を知り、香港で味を覚え、北京五輪が終わったごろに、台湾攻勢に出るんじゃないのかな。私はそうかなと思いますよ。

それからこんな意見もありました

日本は本当に情けない

 自民党総裁選に出馬した河野太郎氏の親戚は中国に会社を持っているそうじゃないか。日本のへたれ議員どもは、中国ゼニにまみれてなにもできませんって。今回もどうせ遺憾で終わり。なぜ中国関連の規制を強化しないのか、まったくもって日本は危機管理ができていないと感じます。今のままだと中国は台湾を取れないにしても、近くの尖閣や沖縄の方が簡単に取れてしまうような気がしています。だって、竹島すら取り返せない日本だからな。

【そうは思わない 国際社会が起こさせないと思う 約20%

中国包囲網が黙っちゃいないから無理

 現時点では、アメリカが中国を警戒して空母を訓練派遣していて、台湾への武器輸出等で関係を深めています。台湾とアメリカの関係、日本沖縄と米軍の関係を考えれば、中国は台湾侵攻の機会を窺うも機はないかと思います。

 なぜ欧米諸国が艦船を南シナ海や台湾周辺に集結し共同訓練をしているのか、中国はよく考えるべきだろう。強引に侵略すれば、アメリカ、イギリス、EUを敵にする事になるのでしょうから、おいそれとは動けないかと思います。

中国が自滅するのが先かも

 中国は恒大集団のデフォルト問題を皮切りに内部崩壊が先かもしれません。中国の不動産バブルが弾けたってことだと思います。中国で連休(国慶節「建国記念日」:10月1日〜7日)が終わり、8日から株や社債の取引が再開されたが、案の定、不動産セクターが一斉に暴落してしまったようだから、習近平氏の発言は、いつもの国内向けのパフォーマンスじゃないのかな。

中国恒大の株取引停止
恒大の株取引停止。中国政府は海外投資家にどの程度配慮を示すのか | 2021年 | 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight | 野村総合研究所(NRI)

それからこんな意見もありました

おい日本、今のうちに、はよー

 侵攻の「大義名分」はまだないから、今はまだ大丈夫なのかもしれません。が、この先はどうなるやら。経済安保という観点から、日本独自のアプローチが急がれるべきで、少なくとも中国のような国はTPPには絶対に加盟させてはいけないかと。いいかげん日本は防衛戦争の準備に取り掛かるべき。日本が台湾に介入すれば東京に核攻撃を加えると人民解放軍のトップが発言しているから、これを跳ね除けるには、日本は一刻も早く核武装する。最低でも、憲法9条の改正をして、自衛隊を国の軍隊として認める事態には、もうなっているかと。

【感想まとめ】

期は熟しつつある VS 時はまだある

 「台湾侵攻、本当に起こると思いますか?」で調査を行なったところ、実に約80%の人が「台湾侵攻は起こる可能性あり」とのご意見でした。毛沢東思想を強める習近平氏、第二の天安門も近しとも中国国内からも囁かれている。本当に近いうちに何かを起こそうとしてるでしょうか、少し身震いがしました。

 一方、約20%の人は「台湾侵攻はまだ起こらない、国際社会が起こさせない」とのご意見のようでした。しがらみはあるものの、いくらなんでもこのご時世で「侵攻」だなんて、そうそうありえないだろう。という反対派の気持ちも、まあ分からなくもないなぁと思いました。

 私は、7:3で賛成派(台湾侵攻は起こるかもしれません)ですかね。

 あ、私は決して、中国による台湾侵攻に賛成という立場ではありません、よ。あくまでニュースを見て「世の皆さんはどう思いましたか?」を調査して、その結果を見て、私も起こるかもしれないな、と感じたわけでございます。

 しかしだ、仮に台湾侵攻が近いうちに起きるのだとしたら、中国はその理由を国際社会に向けてどのように発信するのでしょうかね。中国の内部崩壊からの暴発は、単なるイチャモンとなってしまうからありえないでしょう。となると、やっぱり、ウクライナをお手本のように、台湾内部からの誘致を、駆け引きは、我々の知らない所でもう始まっているのだろうか。。蔡英文氏の今後の動きが気になってきますな。

 終わりに皆さんに質問を1つ、香港の時、あなたは何かをしましたか? 私は…

みなさんはどう思いましたか?

2034年、「米中戦争」勃発のシナリ

courrier.jp

もう大戦なんて、して欲しくはないんだけどなぁ。。