賛否から世界の今を見るブログ

賛成か反対か、見方が変われば目から鱗。時代の流れをちょっと覗いて見ましょうか。

【商標登録】奪うのは無礼千万だ! いやいや経営戦略だよ、え?そうなの?

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Sa KaによるPixabayからの画像

 またもや日本の脇が甘いというか、腹が立つというか、モヤッとするニュースが飛び込んできました。いやまて、焦るな。せっかく「1」が4つも並んだ日だ、物事には表と裏があるはずだ。表ばかり見ていないで、裏も探ってみようじゃないか。

対象記事:中国の無印良品が、日本の無印良品を訴え、勝利

www.recordchina.co.jp

対象記事:Meta(旧Facebook)社が新ロゴ発表、日本企業「交通事故」

www.fnn.jp

記事背景

商標登録をおろそかにする日本

 各記事の概要を書くと長くなるのでここでは割愛しますが、結論だけを簡単に書くと。

 中国の「無印良品」は、親?とも言える日本の「無印良品」を訴えて、勝訴した。受けて日本の方は控訴し現在審理中。実はこの争い、約20年ほども続いているらしい。ほえー、驚きました。

 一方、アメリカの旧Facebook社が「Meta」に社名を変更し、ログも更新した。が、偶然にも日本の「Minitt」社のログと激似していた。「交通事故」と嘆くMinitt社は、ロゴを変更する事も視野に入れて検討中。私がMinittの社長さんなら、偶然なわけわけあるか! と感じているところだが…

嘆かわしいと口にしてしまう、これは日本の特徴なのか?

参考:日本の「常識」は世界の「非常識」かも?

恥をかかない世界のビジネスマナー|日本の「常識」は世界の「非常識」かも? | ライフハッカー[日本版]

 一例として参考記事をつけてみましたが、「日本の常識 外国では非常識」で探せばもっと見つかります。「郷に入っては郷に従え」と言われてしまうと、嘆くほかないが。。しかし、この手の話、あまり外国のサイトでは見られないんだよな(私が外国語に堪能でないのもありますが)。

 「商標を奪われた」と嘆く前に、ちょっと待てよ。これ、どう考えてもわざとだよね? わざとだよね? 自分がされて嫌なことは相手にしない、それが日本。だとしたら、相手の嫌なことをわざわざする、それが外国なのか? … いやいや違うだろう(と思いたい)。いくらなんでもこれは失礼にあたる。では、なんだろうか。

 中国の無印良品は約700万円の賠償を得た(仮りだが)。アメリカのMeta社は小さな会社のロゴを奪った(としよう)。わざと無礼をしているのではない、のだとしたら、それは「戦略」なのではないか。旨い汁を吸いたい、だから行動に出る。

 となれば、その旨い汁はなんなのだろうか。宣伝か? そんな思いがふと頭によぎりました。私だけか? 気になったので、今回はこれについて調べてみようと思います。では、世の皆さんのご意見を伺ってみましょうか。

賛成派:戦略だ 約30%

今に始まった事ではない

「日本のブランド名を、勝手に中国企業などが商標登録するのは今に始まったことではない。果物の品種や県名まで登録してるんだから呆れるほかないが、とにかく、肝に銘じた方がいい、これは戦略なのだと」

「知っていましたか? 『眞子』や『秋篠宮』なども商標登録されいるようだよー。で? どうするのかな? 同じ漢字を使っている国の日本さんとしては。私は中国人なのですが、あなたたちの『道徳』に従う必要がありまして?」

パクリは日本が広めたものだ

参考:日本こそパクリ大国の元祖だ!

日本こそパクリ大国の元祖だ!「わが国と違って模倣の質は高いが」=中国メディア (2016年10月28日) - エキサイトニュース

「この記事、そのまま見た時、あなたはどう感じましたか? とても嫌な気持ちになりませんでしたか? 自分のことは棚に上げて何を言う、と思ったでしょう。では、もう1つご紹介しますね」

参考:日本も元パクり大国だった!?

日本も元パクり大国だった!?日本が今までパクってきた(?)あらゆる物一覧 | RENOTE [リノート]

「いかがでしたか? 私ね、ブルース・リーケンシロウって似ていると思うんだよね。良いか悪いかはまったく別な話よ。どちらも男前だし、私は好きよ。人ってさ、いきなりオリジナルなんて作れないと思わない? 最初は真似ることから始めればいいのよ。真似て、肩を並べて、そこからさらに上に登るのかは、その人が決めればいいのよ」

それからこんな意見もありました

利用価値があれば、なんでもするぜ

参考:良品計画、中国依存鮮明に

良品計画、中国依存鮮明に 年50店と出店倍増へ: 日本経済新聞

「真面目に対応するのは、時間と費用の無駄でっせ。日本の無印良品、『営業利益は52%増の750億円を目指す』んだって。訴訟での700万円はこれの何パーセントでなのしょうか。このニュース1つで中国と日本に無印良品があるってことを知った人は、どれぐらい増えたのでしょうか。日本だって存分に中国を利用しているのではないのでしょうかね」

反対派:戦略じゃねーよ 約70%

いい加減、撤退しましょう!

「中国? アメリカ? 関係ない。する事やる事なんでもケチ着けて不正なお金を引っ張り出そうとする国とはおさらばした方がいいです! さもないと、尻の毛まで抜かれてしまいますよ! まともな道理の通じない国とは相手にしないことです」

「騙す側より騙された方が悪い、盗んだもん勝ち。戦略? 農産物もパクられ仏像も盗まれたのに? そんなのあるわけない。ただ目の前の食材を食い散らかしているだけ。悪いことは言わん、撤退しましょう!」

盗人猛々しい

「いちいち商標登録をしておかないと、後から名乗った方が登録して来たら負けるということか、なんとも邪魔くさい。日本が嫌いなら真似をしてくるな! 逆だろうな。。盗人は、品行方正な良い子ちゃんが好きだもんな、はーぁ。ちょーめんどくさいわ」

平和でいいじゃないか

「合法にやられてしまってから文句を言っても、ただの負け犬の遠吠え。それはわかりますが、その『法』ってやつ、誰が作ったの? 日本には誰かを損をさせるような『法』は作らないはず、と思いたいな。だからそんな悪法を作る方が悪いと思います。平和ボケ? まあそうかもしれませんが、でも、いいじゃないか、戦争するよりはさ」

それからこんな意見もありました

あなたの為に

「文句言っちゃダメですよ、お相手の国に失礼ですわよ。まあ無礼だよ、無礼なんだけど、でも、あたし思うんだぁ、欲しいんならあげたらいいじゃない。記事のコメントを見てるとさ、『恥知らず』とも書いてあるじゃないね。欲しいお年頃なのよ、きっとさ」

「中国やアメリカは『国』としては生まれたばかり、2000年以上の歴史を持つ日本と比較すること自体、片腹痛い。少年はおもちゃを壊し、泣き、そして大人になっていく。遊んでいたのは、おもちゃではなかった。それに気づいた時、初めて本物の涙を流すのだろう」

調査結果・感想

「奪う」のはいけません!

 「奪うのは経営戦略なのか?」について調べたところ、反対派(戦略じゃねーよ)が約7割でこちらが多数派のようでした。字面からしても、奪うのって、いけませんよねー。

 賛成派(戦略だ)のご意見の中で「利用価値があれば、なんでもするぜ」が気になったかな。善悪は別として。ただ生きるために必死な有様が感じられて、まあ戦略っていえば戦略なんでしょうが。

 反対派(戦略じゃない)のご意見の中では、なんと、詩人さんがおられました。「あなたの為に」。読んで思いました。もしも私の両親、こんな感じだったのなら、私は今頃どこで何をしているのでしょうか。。考えさせられました。

 皆様のご意見を伺って、反対派の方は、表のご感想を、賛成派の方は、裏のご感想を、述べておられたのかなと感じました。そういう意味では、今回はちょっと賛否とは言えないのかもしれないね、ごめんなさい。

(各ご意見は、丸写しではございません、多少の色はこちらで付けさせていただいております、ご了承を)

さて、私は、8:2で賛成派(戦略だ!)ですね

 冒頭でも書かさせていただきましたが、私は「旨味」があるのだから、かの国の人たちは、そう行動に移しているのだと思っております。皆様のご意見を伺っても、「戦略」は「旨味」を得るための手段なんだろうなと、感じます。

 この話、ビジネス的に考えれば「お金」を、人間的に考えれば「承認欲求」を、これらを得ようとした話、になるかと思います。でも、少しわかりにくいですよね。なので、わたくし的に、これを「味」で考えてみたいかと思います。

味といえば、「しょうゆ」「コンソメ」「鶏ガラ」

 醤油(しょうゆ)は、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味と、基本の5味を満遍なく持っていて、原料もシンプルで大豆と小麦と塩。野菜や肉・魚なんでも「だれとでも合う」もの。ただ、見た目は黒。

 コンソメは、「完成された」スープとも言われ、その色はとても美しい琥珀色。まさに肉と野菜と調味料のオーケストラ。固いパンも乾いた肉も、この黄色いオアシスに浸かれば、たちまち黄金へと変わることでしょう。ですが、水がなければ使えません。

 鶏ガラは、骨とネギとにんにくとお酒で作る「うま味の王様」。多少濁ったってへっちゃら、美味ければいいのよ。なに? 化学調味料? 違います! 味のハーモニーです。でもな、時々酢や砂糖を入れないと、飽きちゃうんだよな。

欲しいから? 違う 足りないから「奪う」のだ

 商標は味なのです。いや真面目に。なぜに商標を登録するのでしょうか? これを原点にして考えると、他人が登録してしまっては、私は味わえなくなるから、そうだと思っているのではないでしょうか。 (そんなことないのに)

 小さかった頃、私は、どうしても粉の「チョコ」が欲しかった時期があった。あれこれ「戦略」を練りにねて、考えついた結果は、お菓子のお店でショーケースに張り付くことだった。店員さんや親になんと言われようが、チョコを手にするまでは! 結果、「チョコパイ」をゲット。不本意ながらもまぁいいかと思っていたら、しこたま怒られました。

 欲しいだけならね、あーげないと言えば、諦めるものだが、でも、諦めない。とすれば、「足りない」からなのではないでしょうかね。イギリスは胡椒とコーヒーを奪い、アメリカは石油と肉を奪った。そして今、中国は土地と海を奪おうとしている。カルシウムが足りないと、知らず知らずのうちに牛乳を飲みたくなるように。

 子どものように、素直に「ください!」と言えばいいのに、言わせないのは誰なのでしょうか。手に入れるまでが「戦略」なのだとすれば、それを阻止するだけが「戦略」ではないかと思います。

 極端な話、日本にあるすべてのお金を、外国にあげたら、外国さんは本当に喜ぶのでしょうか。そんなこと、ないよね。。たぶん。チョコの代わりにチョコパイを、代わりの物を手にいれさせて満足させるのも「戦略」なのではないでしょうか。

 

みなさんはどう思いましたか?

参考記事:チョコの食べ過ぎてはダメ

www.chocolate-cocoa.com

チョコよりも、お酒が欲しい、今日この頃。