賛否から世界の今を見るブログ

賛成か反対か、見方が変われば目から鱗。時代の流れをちょっと覗いて見ましょうか。

【気遣いの空回り?!】おじさん構文はいけないのですか?

 あなたは自分の文章は「句読点が多い」と言われたことありませんか?最近自分の文章が気に入らないと調べていたら「おじさん構文」という言葉にたどり着いた。気の遣いすぎで空回りだとかで、止めた方がいいとも書かれていたので、なんとも気になってしまった。世の皆さんも「おじさん構文」は使ってはいけないと思いますか?今回はこれについて調べてみようかと思います。

明日、楽しみにしているよ

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おじさん構文でも大丈夫?

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 どうやら「句読点が多い」というのは「おじさん構文」の特徴の1つのようで、それ以外にも「顔文字や絵文字が多い」や「〜だね、〜かなの語尾が多い」とか「前置きが長い」などが挙げられているようだ。詳しくは各記事の方をご参照いただきたい。

 記事によりますと、相手(若者など)が句読点(、や。)が多いと感じてしまうのは、LINEなどのSNS文章をイメージするからで、例えば句読点がなかった場合の文章はこんな感じになる。
「今度の休み大雨が降るというからせっかくキャンプを予約したのになんてこった」
確かにSNSだと短文でよいから、句読点を打たなくともまあ読めなくはない。

 一方、書き側(年配者など)が句読点を多用してしまうのは、相手に好かれよう読みやすいように、文章に気を遣った結果なのだという。上の文章はこんな感じとなる。
「今度の休み、大雨が降るというから、せっかくキャンプを、予約したのに、なんてこった。」

 気遣うあまりにすべった結果が「おじさん構文」となってしまうようで、なんとも本末転倒で気の毒なように感じました。しかし、相手を困らせるためにわざとじゃなく、気を遣った結果なのだから、すこしは多めに見てあげてもいいのでは?と私は思ったが… さて、世の皆さんはどのように思っておられたのか、ちょっと覗いてみましょう。

【賛成派のご意見 いけません、注意すべし 約70%

若者が主役

 40代のおっさんです。文字だけのやりとりって冷たい感じがするんだよな。「り」とか最初はなに?と思いましたよ。聞いたら「了解」の略だったんで、んなら「りょーかい!(力こぶ)」とかの方が、気持ちが込められていて良いと感じますがね。自分の若いころはガラゲーだから、シンプルに文字だけを送ると威圧的だと言われたものです。まあ、いつの時代も主役は若者です。若者に嫌われたくなかったら、おじさん構文はやめた方いいですね。

郷に入っては郷に従え

 20代の男性です。アプリごとに「主眼」があるから仕方がないかと思います。SNSではこまめなやりとりが主流なのは「その時の気持ち」を伝えているからだと思います。メールは纏めて送るから「理論・読みやすさ」を考えないといけないのと同じ。SNSにメール文化を持ち込んで、過剰な気持ちを良かれと思って書き連ねる、これがおじさん構文になってしまう原因だと思います。

おじさんから大人へ

 20代の女性です。おじさんもいろいろと大変なんですね、ちょっと笑っちゃいました。「おじさん構文」となってしまう理由が「気を遣って」親しくなりたい、のだとしたらそれ間違いです。昔はそれでよかったかもしれないが、今は「大人らしい」振る舞いをするのが正しいと思います。そもそも年配者と若者が親しくなれるには、馴れ合いではなく、信頼だと思います。取り繕うのは内面が見え隠れする、対面の時だけでいいかと思います。

それからこんな意見もありました

距離感が大事

 仲の良い関係なのであれば、おじさん全開で下ネタ連発でもなんら問題ないことでしょう。だってその人(おじさん)とは距離感が正しく図られているから。なにが好きでなにが嫌いか、どのような考えの人なのか分かっているからね、多少のことは捌けます。百歩譲って「おじさん構文」から仲良くなれたとしよう、その後ってどうなります?あなたはずっと「おじさん構文」を使い続けてくれますか?止めるのなら早い方がいいのではないでしょうか。

【反対派のご意見 個人差がある話 約30%

おじさん構文歓迎

 30代の女性です。わたしのおかんもLINEチャットしてくると大抵これだけど、わたしはぜんぜん気にならないです。「元気だよ〜」→「変きだよ〜」や「平気だよ〜」→「兵器だよ〜」とか破壊力抜群の誤変換もしてくるから、むしろ癒される感じがしています。仮に会社のおじさん上司からしてきたとしても、まあお茶目があっていいんじゃないですか。私が受け止められる人だからかもしんないけど、人は人、それぞれでいいんじゃないでしょうか。

電話させろ

 40代の男性です。いわゆるおじさんです。仲良くなりたいかどうかは主観ではないが、ぶっきら棒にならないようには気をつけています。逆に若者に聞きたいんじゃが、急ぎや大切な用事なら電話した方が手っ取り早いじゃないのかい? 短文をちまちま送ってくるから、相談かなと思って、こっちも絵文字を混ぜながら応対していたら、途中から返事が来なくなってね。とほほ。嫌だったんなら電話でさっさと話を済ませてくれって思ってしまいますよ。

それからこんな意見もありました

LINEは煩わしい

 自分はおじさんでメール世代です。正直LINEは好かん。相手の都合を考えて送れというのなら、電話した方がはるかに手っ取り早いやん。送る時間だの既読だと絵文字がどうのって修飾もんが多すぎる。また細切れ短文だから、返事打つタイミングも終わらすタイミングも、相手に合わせにゃいかんのが苦痛。連絡はスピードと内容の方が大事なんじゃないの?

【感想まとめ】

相手との調合 VS 相手への謙遜

 「おじさん構文はいけないのですか?」について調べたところ、賛成派(いけません、注意すべし)は約70%とこちらが多数派でした。反対派(個人差がある話)は約30%とこちらが少数派でした。

 簡単に結論を書くと、「おじさん構文」は親しい間柄では使ってもよさそうですが、そうでない場合は使わない方がベターだと言えることでしょう。

 しかしあれですね、相手に気を遣ったあげく、相手から負の反応が返って来たんじゃ、元も子もない気持ちとなってしまいますね。(この文はどうなんでしょうか、3つの読点に1つの句点。うーん、はてさて)

 あ、ちなみに以下のような場合のは、相手への調合でも謙遜でもなく、相手への配慮が皆無の「自分押し売り」するだけの「文章」はダメですよ。皆さんやめましょうね。

セクハラ告発に反論した”おじさん構文”
元AKB店主のセクハラ告発に反論した“おじさん構文”。イラっとくる文章の破壊力 | 女子SPA!

 私も、どちらかというと6:4で賛成派(注意すべし)ですかね。

 今回、私は「おじさん構文」が世にあることを初めて知りました。自分が知り合いに送ったメールやメッセージを思い返すと(汗)が(苦笑い)。。親しくなりたい相手にですと、私の文章は「おじさん構文」に近づいてしまう傾向にあるとわかりました(特に句読点が多くなる傾向が)。

 この話、文章での話とはいえ、相手にこう受け止めて欲しい、という願いが裏にあるのだとすると、かなり脱線をしてしまいますが、私はこの話は心理学で言うところの「感情の転移・逆転移」に近い話なのしれないなぁと感じました。まあ言うなれば「文章による気持ちの転移」となるのかな。

 とするとだ、平たく言うと「相手にどう思われたいか」と「自分がどうしたいのか」のバランスが重要なのかもしれない。「おじさん構文」をよく使う人は、相手にどう思われたいかの気持ちが強く、逆に、自分がどうしたいかの気持ちは、それほど持ち合わせていないのかもしれない。

 例えば、「お早う、◯◯ちゃん、今日も、頑張って行こうね!(赤いびっくり)」というおじさん文章は、上司として応援をして職場を盛り上げようとした結果なのですが、当の上司の気持ちは、◯◯ちゃん今日は暗いな、よし俺が元気付けてあげよう、と思ってしたことなのかもしれない。もしもこの場合「今日暗いよ、もっと笑顔を出して頑張って行こうな」と、あなたは素直に送ることができますでしょうか。パワハラと言われたら目も当てられないからね。あくまで個人的な感想でありますのでご参考程度で。

みなさんはどう思いましたか?