賛否から世界の今を見るブログ

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【AUKUS】戦場は中東からアジアへ?日本も参加すべき?

 9月15日に、米、英、豪の英語圏3兄弟による新たな軍事同盟が発足されて、今日で1ヶ月あまり。見るからに中国を睨んだ動きだと思われますが、すでにQUADに参加の我が国日本は、こちらにも参加すべきでしょうか。

対象記事:これがアフガン撤退とAUKUSの意味

gendai.ismedia.jp

記事背景

クアッド(QUAD)とオークス(AUKUS)

クアッド(QUAD)とオーカス(AUKUS)ってなに?バイデン政権下の国際情勢を考える【前編】 | bizble(ビズブル)

 「クアッド」は「米、豪、日本、インド」の4カ国による安全保障や経済を協議する枠組みで、言うなれば経済的な中国包囲網。だが、その活気はあまり感じられていない。

 アメリカとオーストラリアはサポーターで、呼ばれたら動くという位置付け。インドは自主防衛の気概が強く、クアッドに軍事的要素を盛り込むのに抵抗を示しています。日本に至っては、アメリカに頼るだけの専守防衛、その一方、中国には経済的なお恵みを頂戴したい姿勢が見え隠れ。

 一方、「オーカス」は「米、英、豪」の3カ国により9月に発足された新たな軍事同盟。脱中国に舵を切った豪。EUを抜けた英は、米英しか持っていない原潜の技術を豪にも分配し、インド太平洋に活路を求めた。アフガンから撤退した米は、中国による台湾有事などに備え、新たな戦場(軍事産業ビジネス)を、アジアと据えたようだ。

軍事産業なの?

 オーカスが本気だったとして、豪で原潜潜水艦が製造され、実戦配備されるにはあと十数年はかかるでしょう。それまでお隣の中国さんは待ってくれるのでしょうか。

 ぶっちゃけ、アメリカは、アジアで「中国VSそれ以外」でいざこざを起こしてくれた方が、軍事産業はウマウマと考えているのではないでしょうか。自国で武器を作れないのなら、アメリカからそれ買い、結果として、中国の戦力も削られれる。まさに一石二鳥。

 さて、総選挙真っ最中の日本は、これからどうすべきでしょうか、それが問題なのだ。「オークス」の目論みがどうであれ、世の中の皆さんは、これに参加すべきだと思ったのでしょうか。気になったので調べてみました。

賛成派のご意見 参加すべきだ 約80%

参加すべき、だけど…

オークスは自国で戦力を持って自国で意思決定できて秘密情報を守れる国が対象です。設立にあたり日本に打診がなかったなんてのは考えにくい。参加できていないところをみると、残念ながら日本は参加条件の何れにも足りていないと判断されたのではないでしょうか。」

「入るなら少なくとも憲法改正スパイ防止法を成立させなければいけない。これらがないと、自衛隊の国軍化、防衛費の増加、国内の新中韓議員のあぶり出し、経団連の改革、尖閣などの領土問題も解決できないでしょう。」

傍若無人な中国を野放しにしてはならない

「中国が台湾に対して、野心を隠そうともしなくなった時点で、危機警戒フェイズは確実に上がった。ファイヴアイズにも加入する話があったと思いますが、オークスにも参加すべきだ。加盟して原子力潜水艦アメリカから購入するべき。」

「中国は台湾は中国の一部といっているが、既に香港で英国との約束破り、共産化進めている通り、韓国と同じ約束を守らない国だ。民主化運動を武力で制圧し一般市民を殺戮している。そんな中国を野放しにしてはならない。」

それからこんな意見もありました

媚中韓議員を落選させよう

「先ずは次の衆院選媚中韓議員をゴッソリと落選させましょう。こいつらはまさに獅子身中の虫味方だと思いきや背中から刺してくる輩オークス加盟を目標に、いや踏み絵にして、日本をよりきれいにしていきましょう!」

反対派のご意見 やめといた方がいい 約20%

まずは「自浄」をしなければ

「今の国民を置き去りにして、隠蔽体質の政治が暴走しても誰も止められないことが、ここ数年で明らかになった。形だけ先進国の仲間入りしても全く意味がないし危険です。先ずは腐敗政治に自浄効果を持たせる制度を設けることから始めなければ。」

アメリカの属国が条件?

「ファイブアイズとオークス、必要な法整備をしたとしても、日本は入れないよ。彼等(アングロサクソンからしたら、日本はあくまでも敗戦国。なぜクアッドの枠組みがあるのに態々オークスを立ち上げたのか、その背景にある現実を見たほうがいい。」

どうせ「ATM」なんだからさ

オークス日本に何の存在感があるのかな…ATMかな? 軍事同盟参加をぶちあげても一部の人以外は慎重になるに決まっている。進んで武器を取る必要性はないかもしれませんが、お金で全てを解決しようとする日本の姿勢はいかがなものでしょうかね。」

それからこんな意見もありました

戦争する気「満々」だ

「みんな戦争する気満々だね! で君は前線に真っ先に行く勇気はありますか? 黄色人種同士で戦争を、その後ろで高笑いの白人たち。さて、日本は? 正直に、島に閉じこもって嵐が過ぎ去るのを待った方が懸命だと思いますよ。」

「中国をここまで育てて肥え太らせ、強大にしたのはだれか、アメリカじゃん! 奴らは簡単に梯子を外すからね。太らせた家畜はそろそろ出荷を迎える時だよ、ねえワトソン君。」

調査結果・感想

どのみち、日本はダメなんだね

「AUKUS、日本も参加すべき?」の調査を行なったところ、「参加すべきだ」との賛成派は実に約80%もありました。ただし、参加はした方がいいと思うが、条件をクリアできないから参加はできないだろう、とのご意見が非常に多かった。

 賛成派も反対派も、ご意見を伺う限り、問題はアメリカや中国にあるのではなく、「我が国日本の中にある」と考えておられる方が、大変多ございました。

 つまりはあれだ、もう日本はダメってことですかね… いや違う! このように問題提起をしていただける国民(ネット上のコメント…)はまだこんなにもいらっしゃる、今ならまだ間に合う! と思いたい。はい。

私は、8:2で賛成派(参加すべき)

 かつて、オリンピック創設者、ピエール・ド・クーベルタンは「勝つことではなく、参加することに意義がある」という言葉を残した(まぁ、これは勘違いともいわれていますが…、本題ではないので割愛します)。

 そうなんですよ、参加することに意義があると、私は思いました。参加するための条件? 参加する意欲があるのであれば、日本人は血のにじむ努力は惜しまないでしょう。左派や右派など、思想は関係ありません。日本の「防衛」について、真面目に考える一歩となるのではないでしょうか。

 しかし、悲しかな。日本は民主主義ではありますが、同時に資本主義でもあります。国民はみな、明日の我が家の「懐事情」にゆとりがあって初めて、明日の我が国の「国防」などに、目を向け始めるのではないでしょうか。こういう側面があるから、共産主義国家は、幅を利かせてしまうのですよね。

 2割の反対の気持ちは、今の国会議員を見ていると、仮に「オークス」に加盟した場合、あなた(私)の「懐事情」に手を触れてしまうのだとしたら、私は許せるのでしょうか… ちょっと迷いました。

みなさんはどう思いましたか?

あ、あと、みなさんはどこに投票されましたか?

参考記事:激変するインド太平洋情勢

イギリスがAUKUS結成を画策した理由──激変するインド太平洋情勢