賛否から世界の今を見るブログ

賛成か反対か、見方が変われば目から鱗。時代の流れをちょっと覗いて見ましょうか。

「ノンアルコール:飲んで捕まったら納得しますか?」

 

 コンビニや高速道路のサービスエリアなどでも売られている「ノンアルコール飲料」、さて、それらを飲んでから車を運転するとやはり捕まっちゃうのかな。飲酒運転とはならなくとも酒気帯びになっちゃうのかな。はてさて。

 

ノンアルでも酒気帯び運転になる?

kuruma-news.jp

ノンアルでも酒気帯び運転の条件に要注意

ddnavi.com

 

 定義上「ノンアルコール飲料」とはアルコール度数1%未満の飲み物だとそう書かれてあった。まあデータ的な話は各記事を読んでいただくとして、私が気になったのは、感情でのお話。ノンアルコール飲料を飲んで、捕まったら、あなたは納得しますか?その辺が気になったのでした。

 今回、これを選んで理由としては、私はお酒が好きでね、そりゃ〜なんでも飲んでしまいます。日本酒からビールからウイスキーからと幅広くね。実は私、過去に1度検問にあったことがあります、それも飲み会(確か送別会だったかな)の後に。パトカーが見えた瞬間「やばい」と思ってとっさに裏路地に隠れてしまい、じっとすること2時間。

 そろ〜りと出たところで赤い警棒が目の前に2つ、終わった、と堪忍して、差し出された細長い機械に向けて息をそーと吐いたら… なんとセーフ!あっぶなかったぁ〜。帰り道はそれはそれは気を付けたものでした。あれ以来飲み会の帰りは誰かに送ってもらえるよう事前工作に必死でした。

 まあそんなトラウマ経験からまたコロナ禍だから、どうしても時はノンアルコールを飲むようにしていた。コーラで乾杯してもねぇ雰囲気というか、ね。あれから検問さんとはまだ再会したことはありませんが、そのせいなのか、私の中では「ノンアルコール」の株はかなり高まっている。でだ、このニュースだ。あれ?やっぱだめなの?なんか納得できね〜、世の中、世知辛いって!って感じましたが、さて、世の中のみなさんは、どのように感じられたのでしょうか、気になったので調べてみようと思いました。

 

 皆様のご意見を伺って見ましょう。

 

 

 

 

 

【賛成派のご意見 自己責任ですわ 約80%

 

飲んだら乗るな!

 アルコールが入っている飲料はもちろんのこと、ノンアルコールでしかも0%と書いてあっても、信用してはいけません。だってその飲み物の注意書きに「車を運転してもよい」とは書かれていませんから。飲食店だってね、微アルコールをノンアルコールとして出している所もありますから、過信は禁物。責任を負わされるのはあなたですよ。

 

ルールはルール

 道路交通法第65条第1項には、「何人も酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と規定してあります。突っ込みどころとして「酒気帯び」と「車両等」がありますが、曖昧で何がそうで何がそうでないか、相当調べてみないと意味わかりませんが、文句を言ってもしょうがない。ルールはルールなんですから、いくら数字を並べたってどうにもなりません。ちなみに自転車でも「酒気帯び」はOKだが、飲みすぎると「飲酒運転」には引っかかりますよ、お気をつけて。

 

人身事故は悲惨

 私の夫が酒気帯び運転で人身事故を起こしました。幸い相手は軽傷でしたが、それからの私たちの生活は一転しました。夫は会社にバレて異動となり給料は激減しました。解雇でなかっただけ良かったと思ったのも束の間、それからは他人の目を気にするようになりました。夫は会社で肩身が狭くなり、出世も閉ざされ、信頼が厚かった上司や同僚とも疎遠となりました。飲み会なんてもってのほか。警察と保険屋と相手家族への対応に1年近くかかってもうヘトヘト。誰にだって魔が差す時はありますが、アルコールの罰則は悲惨です。だから思います、たとえノンアルコールでも止めた方がいいかと思います。


 それからこんな意見もありました

世の中厳しいっす

 サービスエリアの草むらになにが落ちていると思いますか? それは缶と瓶でありまーす。もうお判りだと思いますが、そうでーすお酒でありまーす。叱るだけじゃ治りません。ストレスが祟ってね、車間つめやら無理な追い越しやら、はては煽り運転をしないために、ドライバーさんは普通の事故を起こさないようにがんばっているのでーす。ノンアルコール?許して欲しいとは思っていますけど、世の中厳しいからねー、私が悪かったと納得するしかないのであります。

 

 

 

【反対派のご意見 責任の所在が不明確 約20%

 

運転手の責任ではない

 ノンアルコール飲料だけではない。健康ドリンクや奈良漬け、みりんなどにもアルコールは含まれており、お菓子やケーキだってそうだ。警察の立場としては、呼気から一定以上のアルコール分を検知できれば、はい逮捕。となると我々は口に入れる物すべてにおいて、都度アルコールの度合いと摂取量を把握しなければいけなくなる。これでは、捕まりたくなければ、一切のアルコールを摂取するなって言っているのと同じ。やってられるか!めんどくさい。

 

取り締まりやすいからだろう

 入れ歯安定剤でも捕まったという人を聞いたことがあるよ。食品に限らず様々な日用品にアルコールは使われているからね、取り締まりする側の警察もめんどくさいだけなんじゃないかな。酒気帯びや飲酒運転という言葉さ、「酒」がキーワードなんだからさ、「酒」と書かれていない飲み物や食べ物でそう判断されちゃ、たまったもんじゃないよ。「酒」以外で捕まったら、立証責任は捕まった人になるのもおかしい、警察が調査すべきだと思いますな。

 

車に対して対策を講じるべき

 フランスはワイン1杯、ドイツではビール1枚まではOK。まあこれは極端な話かもしれませんが、日本の警察には取り締まる以上、いちいち市民に、責任のなすりつけや、知識を着けないとやっていけないとする政策は、もうやめてもらいたい。飲酒事故を減らしたいのなら、車会社に頼んで酒気チェック機能の取り付けを義務化させて、OKじゃないとエンジンがかからないとかにしてもらいたい。

 

 それからこんな意見もありました

で?結局はどうなのさ

 知りたかったのは「ノンアルコール」その中でも「0.00%」でなら、車を運用してもよいの?だめなの?はっきりと書いてくれる記事を見たかったのだが…結局は雲隠れかいな。アルコール0%の飲料は飲んでも運転できるように開発された飲み物、じゃなかったのか? 販売元も警察もメディアもはっきりとしないのがとかく気に入らないな。捕まりたくないから飲んでいるのに、結局は捕まるってんなら、もう意味わからんわ。

 

 

【感想】

 

身から出た錆 VS 因果応報

 今回、賛成派(自己責任です)は約80%で、こちらは多数派でした。大方の人はたとえ「ノンアルコール飲料」だとしても、飲んでそれで酒気帯びとかで捕まってもそれは「自己責任」だという人が多かったようでした。ただしコメントの多くは「納得するか」については直接的に触れていなく、私が読んで感じた雰囲気でカウントさせていただきました。なので、諦めもこちらに含まれています。ご了承を。

 一方、反対派(責任の所在が不明確)は約20%で、こちらが少数派でした。言われてみればそうで、この世の中に存在する食品や日用雑貨品には、アルコールが含まれた品はかなりの数に上る。調べてたらこんな記事も見つけました。

参考記事:あんパンに反応するアルコール検知器

実はあまり知られていない「飲酒後の運転に必要な時間の目安」と「あんパンに反応するアルコール検知器」(橋本愛喜) - 個人 - Yahoo!ニュース

 反対派の肩を持つわけじゃありませんが、身の回りにある様々な物について、アルコールの有無やその量を、把握しながら生活するのは確かに困難なことだと、私はそう感じました。

 

 さて、私は、3:7で反対派(責任の所在が不明確)の方ですかね。

 今回の調査ですこし気持ちが動かされました。それは、反対派の中での「車に対して対策を講じるべき」のところでした。ちょっと逸れるが、近年、車の自動運転技術はかなり進歩してきて、私の知人の中にも自動運転モードを搭載した車に乗っている方はちらほらいらっしゃいます。自動運転が出来るぐらいの技術があるのなら、アルコール検知器を取り付けるぐらいお茶の子さいさいなのではと思うが、車大手はなぜに着手しようとしないのですかね。まあ一応、探したらこのよう記事もありましたが。

参考記事:アルコールインタロック

“アルコールインターロック”で飲酒運転を本気でゼロに…「究極“車を動かなくする”のが技術メーカーの姿」 臨床心理士が問題視する“ビンジドリンカー” | 国内 | ABEMA TIMES

 記事からは、事業用車両向けで今の所まだ2700台ほどだという。すみませんが、私には、未然防止のため対策としては、ちょっと本気度は感じられませんでした。

 一部の例外を除くと、「アルコール」について考えると、飲むやつはどんな時でも飲むし、「車」について考えると、必要とあれば多少無理してでも運転するやつはするでしょう。「アルコール」は飲むもので「車」は運転するものだからね。

 数年前に、シートベルトをしていなかったら車のエンジンがかからないようにするとかできないの? という議論がなされていたサイトを見た記憶があります。そこでは、バックする時とか、妊婦さんだとか、冷房だけ使いたい時とか、センサー(差込口)にいたずらするとか、など。結局は人がすることなんだから、防ぎようがないとの内容だった。

 世の中には様々は人がいるわけで、シートベルトにしろアルコール検知器にしろ、システム化だけでは完全には防げない。これはわかるが、ならばせめて原因元となる販売品、今回でいうと「ノンアルコール飲料」には、しっかりと「運転してはいけない」と書いて欲しいものと、私はそう思います。気になったので、昨日私が飲んだ缶ビールを拾い上げてぐるっと見回したところ、妊娠中とか20歳とかの文言はあったが、どこにも車や運転についての文言はありませんでした。

 今の世、個人主義だとか多様性だとかで複雑怪奇なのはしょうがないのだとしても、なにかあれば全部「自己責任」って、私には、なんかしっくりと来ないんだよなぁ。それって「責任放棄」なだけ、じゃないのかな。

 まあ文句をたれもしょうがない。「ノンアルコール」でも飲んでしまったらもう車には乗らない方がよいってことに変わりはない。そっかーもう乗れなくなるのか、でもなんか納得できないんだよな… 私のこの怒り、どうしたものか。

 

 みなさんはどう思いましたか?

 

参考記事:公開交通取り締まり

www.keishicho.metro.tokyo.jp

 警察は取り締まりをするのが仕事だとは思うが、取り締まったその結果から、国を経由して各メーカーへ、予防策や防止策のフィードバックをしてもらいたいですね。ぶつぶつ。

 

おしまいに。最近なぜか文章がすらすらと書けない。季節の変わり目は嫌いだ。ちきしょ。