「河村たかし：噛んだ金メダル」交換って必要だったですか？
金メダルに輝いた後藤希友投手の金メダルを噛んだ河村たかし市長、「ごめんなさい」と謝罪をしたのも束の間、その金メダルはとうとう交換することになったようだ。
噛んだ金メダル交換へ
金メダルを噛んだことに対して、各著名人さんのご意見
杉村太蔵氏「与党系だったら完ぺきに辞職」
北村晴男氏「価値は損なわれない」
以前に金メダルの話を取り上げた私として、かなり気になったので、今回はこの話を取り上げてみたいかと思います。
金メダルを自分ならまだしも、他人が噛んでしまった、これは許すまじ！！ 誰もが擁護できないことなのですが、その金メダルを交換させるとなってしまった今回の出来事、賛成派と反対派はいったいどれぐらいに分かれるのだろうか、興味津々というか戦々恐々というか、気になったので調べてみました。
さっそく、みなさまのご意見を伺ってみましょう。
【賛成派のご意見 交換は致し方ない ７０％】
メダルは綺麗な方がいい
頂点を示すその金メダルは、努力の結晶であり価値はとても高いかと。これからはいろんな所でそのメダルを披露するケースは出てくることでしょう。その度に、そのメダルを見る度に「あいつに噛まれた」と一生悩み続けるよりはいいかと思います。
自分の持ち物じゃないのに、勝手にその口に入れるだなんて、不潔極まりないっす。噛んだ本人は謝罪しているようですが、私は許せませんな。他人のものを噛んでしまったというその事実は一生消えないからね。噛んだ本人の方を交換したらどうっすかね。
愛情表現とて犯罪行為になりかねません
メダルを噛んだ本人は「愛情表現」と言っていたらしいが、まあ百歩譲って昔はそれでも良かったかもしれません。ですが、今は時代が違います、人様の物を勝手に触るだけでも「犯罪行為」と見なされる可能性はあります。どこぞのおっさんと違って、大都市の市長であるお方がかじったとなれば、大問題だと思います。弁えていただきかないと困ります。交換は必然です。
金メダルは１人の物じゃない
金メダルを獲得したご本人様はもちろん、一緒に戦ったチームメイトや精一杯声援をくださった各位様、みんなで一丸となって勝ちとった金メダル。それを赤の他人がガブリと…デリカシーのカケラもないと言われても仕方がありません。そんな汚れたものを持ち続けるよりは、交換も致し方ないかと思います。
それからこんな意見がありました
あんたが嫌いなだけだ
嚙られて許せるのは自分の彼女だけだ、へへ。噛んだことで更に価値は高まるってやつよ、あたりメーだろう？ あー正直に言いますよ、どこぞの市長だぁ？誰だぁそいつ？ナニモンですか？まったく。好きでもねーやつにかじられたらたまらんわ、そんなもんさっさと交換してくれ！
【反対派のご意見 外野がうるさい ３０％】
本人の意思に任せた方がいい
本当に良かったのかな…せっかくみんなでがんばって獲った金メダルだ、ご本人さんは、本当は交換したくなかったんじゃないのかな。一度メダル交換を辞退したというから、なんかねー。思い出までもが交換されちゃった、って後悔してなきゃいいけど。
金メダルの持ち主の後藤さん、メダル交換を提案された時、考えに考えてね、さぞ悩まれたことでしょう。きっと様々な人たち（チーム友や親族）ともご相談をされたことでしょう、そうして出した結論が辞退。それなのに頭ごしに交換を言い渡されたこの状況、本人は本当に納得しているのでしょうか、気になりました。
しぶしぶ
これだけ周りから「やいのやいの」と言われたら、私は、たとえ交換したくなかったとしても、もう変えざるを得ないっていう空気がね、複雑な気持ちになりました。だって同じ表彰台で友と掛け合った唯一無二なメダルだよ？そんな簡単に交換できないよ。でも、もしも交換をしないなんて口にしたら、お前のメダルは「不潔なメダル」だ、ずっとそんな目で見られたくないなぁ。
たとえ交換しても…
世の中、きっついなぁ。私が後藤さんの立場だったとしたら、可哀想だとか、不潔だとか、消毒しなきゃだとか、そんな同情を誘うようなことはして欲しくなかったなぁ。コロナ禍での出来事なのかもしれませんが、金メダルの価値がどんどん下がってしまうよ。たとえ交換してもらったとしても、もう首には掛けたくないかなぁ。
それからこんな意見もありました
規定をも変えちまったよ
こんなのもあるよー
東国原英夫 表敬訪問を疑問視 かじられたメダルは「河村市長が弁償すべき」（デイリースポーツ） - Yahoo!ニュース
私はかじった河村さんを擁護するつもりは一切ありません。
その上で疑問に思ったのは、東京五輪組織委員会は当初「交換できない」って一度は答えたはずだが、でも世論に押されて後から、委員会自らその規定を破ってのメダル交換の結論だ。いやはや、世論とはすげーな。いいのかなぁ…このままで…
【感想】
非常識はいけません VS 本人意思は…
賛成派のご意見としては「噛んだことは非常識」という見方が多く、結果交換はやむなしであった。一方、反対派のご意見としては、交換するにしても「個人意思の尊重はどこへ？」という内容が多かった。
一口に金メダルと言っても、もはやただ１つの「物」なのではなく、記憶や記録であり、感謝と誇りが集まって成就した「唯一無二の思い出の品」なのである。交換とかの前に、河村たかしさんにはそうであることをきちんと認識して、じっくりと反省してもらいたい、そんな声が多かったように感じられました。
私はどうかと言うと、４：６で反対派（外野がうるさい）ですかね。
先に、誤解のないように書きますと「噛んだこと」についての賛否ではなく、「メダルを交換すること」についての世の賛否が知りたくて、調べてみようというのがキッカケでした。
今回の件、登場人物は「メダルを獲ったご本人さん」「メダルを囓った河村さん」「メダルを管理している五輪組織委」そして「それ以外の第三者」の４つ。一番「声」が大きかったのは「第三者」であることはほぼ間違いありませんね。
個人的な感想となりますが、「覆水、盆に返らず」一度でもやらかしてしまったらもう二度と元には戻れない、という意味の言葉ですが… 今の世、今後もこんな感じで非日常が続いていくのでしょうか、私はちょっと怖じ気ついてしまいました。もう表では「平々凡々」にしか行動できそうにないのかもしれません。そんな気分にさせてくれた記事でした。
みなさんはどう思いましたか？
関連記事：金メダルは噛んじゃだめ！
自分のメダルでも、もう噛まない方がよさそうですね。反省いたしました。
