賛否から世界の今を見るブログ

賛成か反対か、見方が変われば目から鱗。時代の流れをちょっと覗いて見ましょうか。

「日本の漫画はアメコミを超えた」って本当ですか?

 

さて、今回はマンガのお話。

バットマン」重鎮ライターが語る「日本のマンガがアメコミを圧倒した理由」

news.biglobe.ne.jp

 

日本にいるとアメコミを見る機会はほとんどありませんが、本場アメリカでは盛り上がっているのでしょうか。

みなさまのご意見を見てみましょう。

 

目次

 

 

 


【賛成派のご意見 その通り!】

アメコミはどれも一緒

アメコミってさ、ヒーロー者以外ってあまり見かけませんね。スーパーマンバットマン、ハルクなどなど、どれをとっても「正義」を前面で出しているものばかりで、見ていて飽きないのかなと思ってしまうな。例えば毎日の夕食でさ、毎度毎度ステーキが出されたら、私は飽きてしまうな。

主人公は男女問わずに、まずは嫌なことが起こります、はいこれお約束その1。で次は不思議な力をつけて強くなります、はいこれお約束その2。そして最後は復讐して終わります、はいこれお約束その3。あ、あと、ヒロイン物だと、必ず「愛」をぶちこんできます、暗黙に男に尽くたようにとね。つまるかこんなもん。

政治色が強すぎ

アメコミは政治色が強いと感じます。黒人とかLGBTとか、ポリコレに完全汚染されちゃいましたって感じです、今は。そういや映画だってそうじゃありません?登場人物に必ず黒人いますよね、なんでだろうね。そうそう、子供は絶対に死なないって暗黙のルールもあるみたいよ、アメリカの作品はさ。

アメコミはどれも勧善懲悪ですわ。善いことってなに?考えたことありますの?ずばりアメリカにとって都合が善いってだけ。悪ってなに?考えたことありますの?ずばりアメリカにとって都合が悪いだけ。そんなアメコミに見る価値はありませんことよ。

ヒーローが大人じゃ…

本場アメリカですか?マーベルとDCの2社による独占状態だと思います。独占したからなのかは判りませんが、どの作品も現実社会で起きているようなことを反映したものになっていて、まあ都合の良い大人ヒーロー達が出て来て、紆余曲折があって、結局どんぱちしているだけ。一方、日本のヒーローは少年少女の場合が多く、腐った大人達あるいは理不尽な存在に立ち向かう、という作品が多いように感じられますわ。だから、わたくし、しびれるのですわ。

 

それからこんな意見もありました

スケベを目指せ!

アメリカ人に質問!本当は日本の文化「HENTAI」がいいのでしょ〜?観たいのですよね、そうなんでしょ!我慢しなくてもいいんだよ〜。今やポケ◯ンでさえ乳袋あるんだからさ、思いっきり日本のマンガやアニメ、観てくれなはれ!そして想像しなはれ!うっしっしー。

 


【反対派のご意見 単純比較できない】

ビジネスビションが違う

日本のマンガと比較すると、アメリカは作品におけるその影響力を考えているかどうかに違いがあります。まず、アメコミはコミックスだけで終わるものはほぼありません。文庫・小説、映像・映画、グッズ化をなど経て、そして最終的には、世界に向けての発信と繋げて行く構想が基本にあります。日本のマンガと比較して、スタートからゴールまで、ビジネルレベルが違いすぎます。

単純に質問しますよ「あなた、世界に向けて作品を描いてください」って言われたらどんな作品を創りますか?というか創れますか? ですよ、この違いですよ。ヒーロー者?当たり前じゃないですか、アメリカは世界一強し!これを描かずに何を描きますかね、君は。

制作スタイルが違う

日本のマンガはほぼ作者1人によって描かれていますが、アメコミの方は、出版社がストーリー構造やキャラクターの権利を持っていて、制作は各専門職(下書き、ペン入れ、仕上げは別々の人)を雇う、という形となっています。ゆえに、日本のマンガは博打としか言いようがなく、アメコミの方はあくまでお仕事なのであります。残念ですが、束縛されすぎた人ゆえの、妄想の吐け口が、日本のマンガなのです。

日本のマンガ文化は、言ってしまえば「漁夫の利」文化でしかありません。だってそうじゃありませんか、原作者が一生懸命に創意工夫して制作した作品を、おお?これ売れるんちゃう?と感じたら、これでもかという具合にたかるたかる。改変・改悪・セカンドレイプ、なんでもあり。その点、アメコミはそれがない。じゃ日本マンガが売れているのはなぜかって?元手がほぼタダだからですよ。

世界観がとにかく広い

日本のマンガの世界観をテニスコートだとすると、アメコミの世界観は東京ドーム10個分だろうよ。アイアンマンを例に出すとさ、ハイテクヒーローが飛び回り、魔術師が暗躍し、懐かしい仲間と出会い、未知の敵と出会い、都会に行ったり、宇宙に行ったりで、まさにアメコミの醍醐味。ガ◯ツだっけ?ずっと大阪に閉じこもってオバケとセコセコしているだけじゃん、チッセイって。

 

それからこんな意見もありました

マンガとて戦いだ

日本のマンガを描いている人の気持ちがわからん。一般人?学生?がヒーローになる?冗談顔だけにしな、歴史的に見てもヒーローたる由縁があってヒーローになるもの。偶然に、しかも嫌々ながら世界を救いましたって、ふざけるのも大概にせいって。この世は戦いなのです。戦う気のないやつは滅べ!はらたつわー。

日本人に質問!中国に占領されちゃってもいいんですか?マンガが売れているからって、近い将来、あなたのお国、取られちゃったらどうするんですか?あ、だーれもんなこと考えていないんだっけか、ごめんごめん変な質問しちゃったね。

 

【感想】

開放されたい自由 VS 奨励されたい自由

一言でまとめるとこういうこと、でしょうかね。

日本は日本の文化。アメリカはアメリカの文化。それぞれに良いところがあって、ダメなところもあるかと思います。

納得させられたのは、賛成派の「ヒーローが大人」と反対派の「世界観が広い」の2つ。確かににそうだなと感じました。
でね、ふと考えたらね、ファンタジーゲームの世界なんかでも、まさしくそうだなと思いました。洋ゲーのほとんどは、キメ細かい世界観に、たくさんのキャラクター達、それになによりも細かくかつ長くて深い歴史設定があるが常。

アメリカは、もしかして、自国の歴史をまだまだ短いものだと、そのように感じておられるのではないでしょうか。なので、形を創り、奨励をしてしまうのだと。

一方、日本は国が出来てから2000年あまり、長いと言えば長いのですが、当たり前って言えば当たり前な感じもします。当たり前すぎるからこそ、今の世の、国際化の波に押されて、束縛されていると自虐的に感じてしまっている、のかもしれません。

私はどちらかというと、6:4で賛成派(マンガはアメコミを超えた)ですかね。

私の知り合いにも原作者と呼べるであろう知人がおります。正直、見ていて痛々しいと感じたことは度々ありますが、見ていくうちに、なんだかとても応援したくなる気持ちになってしまいます。がんばれー!ってね。差し入れなんか持っていくと、素直の喜んでくれたりするところ、ちょっとかわいいかったりもします。

 私が好きなマンガは「フルメタル・パニック!」です。はい。

さ〜が〜ら〜、パシ!

 


みなさんはどう思いましたか?