【ラウンドガール】いきなりお姫様抱っこは失礼だと思いますか?
Melani MarfeldによるPixabayからの画像
エディオンアリーナ大阪で開催された「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」、この日、ゆうちゃみさんはラウンドガールを務めた。第5試合、勝利を飾った大沢選手からいきなり「お姫様抱っこ」をされたそうな。羨ましいか失礼かと問われたら失礼なような気がするのじゃが、世の皆さんはどうだったのだろうか。
対象記事:Kー1お姫様抱っこ「焦ったw」
対象記事:ラウンドガールは「プロの仕事」
記事背景
ラウンドガールとは
ゆうちゃみさんのことを知りたい方はごめんなさい。またKー1についてお知りたい方はもごめんなさい。ここでは詳しくは触れておりません。
ラウンドガールとは、ボクシングやキックボクシング、総合格闘技などの格闘技興行において、ラウンド間に会場に向けて次のラウンド数を表示する役割を担う女性。リングガールとも呼ばれる。(by wikipedia)
ゆうちゃみさんがどんなお気持ちでラウンドガールを務めたかは不明だが、ラウンドガールは、レースクイーンやグラビアアイドル、モデルなどへの登竜門として知られている。偏見にまみれた言い方をすれば、お飾り・華なのである。
華だからと言って、なんにしてもよいのでは決してない、それは常識である。では職業としてラウンドガールを俯瞰した場合、どうなのだろうか。必要な存在なのだろうか。
来栖うさこ曰くプロの仕事
対象記事より、ラウンドガールは不要論をどう思うか、そう問いかけられた来栖うさこさんは「絶対に必要な存在かと言われたら、そうではないかもしれないです」と言う。ただ「それでも、ラウンドガールがいる意味はあると思います。いないよりはいたほうがいい」と付ける。
同記事より「推しの来栖うさこからトロフィーをもらい記念撮影するために。格闘家の佐藤さんはあくまで本気だ。KNOCK OUTに出て勝利するその時までは」。「その時を楽しみにしていますと来栖さん」。ドラマチックに感じるものは、確かにそこにはあるようだ。
命を失うかもしれない、なのになぜ戦うのか、大沢選手はなんの為に戦ったのだろうか。私にはわからない。ただ、うさこさんの記事を読んでから、お姫様抱っこをしたくなる気持ちは、少しだけわかったような気がした。
でもだ、如何わしい! 長年想いを寄せた相手ならともなく、いきなり抱っことはなんだ! けしからん。と思ったのは私だけではないはずだ! ということで今回はこれについて調べてみようと思う。
賛成派:失礼極まりない行為 約95%
セクハラだ!
「嫌とは言えない立場の相手に対する悪質な行為。された側が嫌だったかどうかの結果ではなく、行為そのものが批判されるべきレベル。セクハラそのものだ。大衆の面前で見知らぬ異性を抱き上げることなど言語道断」
汗かきはゴメン
「流石にイケメンでも許されないのでは? 汗かきながらは絶対に嫌だと思いますよ。家族じゃないんだから、いや、家族でもちょっと嫌だな。昔の格闘家の方が硬派なイメージがあって格好よかったが、いまのKー1は地に落ちたもんだな」
「知らない奴に汗ベッタベタな状態で、いきなり密着されたら恐怖でしかない。動画を見ましたがラウンドガールの彼女さん、よく耐えたなと思います。可愛いはわかるがやっちゃいかんでしょう、これは」
ゆうちゃみは偉い
「生放送だから嫌でも断れない状況だよね。拒否ったらお祝いムード壊れるし、今後の仕事にも影響出たらと考えると、我慢せざるを得ない状況。その中で、ゆうちゃみさんは終始大人の対応ですごいと思いました」
「綺麗にメイクしてセットしているのに、知らない人に抱えられたくないと思っていると思いますよ。試合に勝って冷静な判断ができない状態なのは理解できますから、ゆうちゃみさんもそれを覚悟してのガールなのでしょうね。でもアカンって」
それからこんな意見がありました
やっちまったな
「この人、選手生命終わると違うん? 性欲むき出しで単純に気持ち悪いわ。こやつ内心びびってるんじゃないか? やっちまったって。可愛かったじゃ済まされないでしょう。言動から思慮の浅さと頭の悪さが滲み出てる」
反対派:勝利の美酒 約5%
ラウンドガールたるもの
「勝った拍子にラウンドガール抱きかかえて祝う。だが今はセクハラだと叩かれる時代であろうな。昔は両脇に並んだラウンドガールが勝者の頬にキスしたり、抱きかかえて撮影なんて普通だった。画的に派手になる様に華を添えるとしてのラウンドガール、もう今は昔だな」
格闘技たるもの
「所詮と言ったら怒られますが、ラウンドガールも仕事なのであります。いきり立ったオスを鎮められるのはメスだけなのです。生死をかけたほどの戦いにご褒美はつきもの。しかし、このチャラ男はだめだ。こいつはお姫様抱っこをするほどの器じゃない、出直せ!」
「格闘技って興業だから盛り上げることが大切。いちいち現実社会の尺度で測っては何も面白くはないだろう。ゆうちゃみさんはどう思われたかはわかりませんが、競争して勝つというのはそういうことなのである」
それからこんな意見がありました
外野うるさい
「なんでもかんでもすぐ外野が騒ぎ立てるってどうなん? 羨ましいだけなんでしょう? お前らもあのような綺麗なお姉さんをお姫様抱っこしたいんだよね? 文句しか言えないヤツはすっこんでろ」
調査結果・感想
器に見合わない行動はダメだ
「いきなりお姫様抱っこは失礼だと思いますか?」について調査をしたところ、結果はずばり「失礼極まりない行為」だという賛成派が実に約90%を超えた。ある程度予想はできたがこれほどまでとは、いやはや。
賛成派は、「セクハラだ」、「汗かきはゴメン」が大多数を示しており、また「ゆうちゃみは偉い」とラウンドガールさんへの気遣いもあった。まあ冷静に考えれば恋人でもない限り、その行為はダメだわな。
反対派は、お姫様抱っこというよりも、「ラウンドガールたるもの」や「格闘技たるもの」について考えた場合、それも1つのお仕事だという意見が少し見られた。ファイトマネーで夜の街に消えるのはカッコいいかもしれないが、リング上でするのはどうなんでしょか。私はちょっと疑問だ。
ただどちらにせよ、大沢選手への共感コメントがほとんど見られなかったのは、なんとも言いようがない気持ちだ。やはり人には器の大小ってあるんだな。
ということで、世の皆さんはほぼ全員が賛成派(いきなり抱っこは失礼)のようでした。
みなさんはどう思いましたか?
私も、今回は8:2で賛成派(抱っこは失礼)
逆にガールの方から選手に抱きついてきたんだったら、まあしゃーない、選手は嬉しい限りなのだろう。だが、そうでないのなら、いくら試合に勝ったとしても、汗だくで、いきなりお姫様抱っこなんてしようもんなら、絶対やべーやつやんか。残念だが、リング上とは言え現代社会なのである。
ただね、このニュースを見て私は、今の世って、ありのままの自分をさらけ出せる場って本当に少なくなったのだなと思った。自分一人で閉じこもる分にはどうぞござれ、だが、他人を巻き込むことは基本すること無かれ。だなと。
他人に影響しない生き方ってあるのだろうか。人様に迷惑をかけないことが本当に素晴らしいことなのか、というよりもそんな生き方って本当に出来るものなのだろうか。電車に乗ればマナーが、会社に行けば社交辞令が、迷子に話しかければ不審者だと思われないかでドキドキ。みなさんはこう思ったことはないだろうか、「世知辛いのだ」と。
格闘技をする人たちはどうなのだろう。目の前の敵を倒すことにしのぎを削り、体を鍛え、勝利への道を渇望してゆく。そしてだ、アドレナリン100%を味わったその瞬間、そんな時でさえ「自分はどう見られているのか」なんて考えられるのだろうか。でもそれじゃダメなんだよな、今の世は、せめて8割ぐらいは考えねばならないのだろうな。
こういう場合、ラウンドガールが選手に「蹴り」を入れるとかはダメなんかな。少しは盛り上がるかと思うんだがな。